作：Beatrice Alemagna 国：フランス 出版社：LA PARTIE 刷年数：2021 サイズ： 255 × 347／96ページ 本の状態：【新刊】表紙・中身共にヨレあり（写真参照）／ハードカバー 白雪姫から発せられる暗い雰囲気に取り憑かれたベアトリーチェ・アレマーニャは、目のくらむような嫉妬、狂気を不気味で緻密に荒々しく構成した大判の絵本。グリム兄弟の物語の枠組みを受け継ぎ、白雪姫本人ではなく、復讐心に燃えナルシストで不幸な女王の声を伝えているのです。普段のテイストよりもずっとダークな雰囲気ですので、アレマーニャさんの他の本と比べたら驚くかもしれませんが、涙の描き方や靴の大きさ、アンバランスなデフォルメ感にはユーモアを感じます。背は糸綴の背が見えるように製本されたコデックス装で、タイトルはきんきら金という本自体も迫力のあるものとなっています。