


著:フランソワ・ヌーデルマン
訳:橘 明美
装画:柳智之
ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
出版社:太田出版
刷年数:2015 3刷
本の状態:表紙・中身共に良好/ハードカバー
この本を書くきっかけは1967年に撮影されたサルトルが弾く姿が流れるビデオを見たことであり、音楽が奏でるピアノは見事というよりぎこちないものであったため著者はそこに興味を引かれてゆきます。ピアノ演奏をこよなく愛した三人の思想家サルトル、ニーチェ、バルト...メロディー、音色にリズム、それぞれのが注目したピアノの魅力そしてその具体的な関わりをフランソワ・ヌーデルマンが書いたエッセイです。カバーを外すとフランス装の本体が顔を覗かせる作りも凝った本です。