著:くろだたけし
画:和田ラヂヲ
装丁:名久井直子
出版社:ナナロク社
刷年数:2023
サイズ:124x182/136ページ
本の状態:【新刊】表紙・中身共に良好/サイン入り/ハードカバー
1965年生まれ。2017年より作歌をはじめた熊本県在住のくろだたけしの初著書。小社主催の短歌作品公募企画「第2回 ナナロク社 あたらしい歌集選考会」より、歌人の木下龍也さんが選出した、くろだたけしさんの第1歌集を刊行いたしました。(ナナロク社本の概要からの引用)
踊ってるところを石にされちゃって始祖鳥なんて呼ばれています
なだらかな坂をだらだらのぼるうち忘れるはずと思われている
生きている者が死ぬのを待っている土はそういう役割だから
ちょうどいいカバンが欲しくなるたびに間違いがちな僕の大きさ
奪いあうボールに触れることもなく離れて立っていても少年
(帯より)
何事もなく平凡な毎日の横で最初から最後まで踊り続ける始祖鳥がつぶやいているかの様な日常の隙間を感じる短歌集です。