文:Sara Gamberini|イタリア
絵:Elisa Talentino|イタリア
出版社:Topipittori|イタリア
刷年数:2020
仕様:170 × 240mm/48ページ/ハードカバー
本の状態:【新刊】表紙破れ少あり(写真参照)/中身・良好
主人公は、Miaという女の子。
Miaは、自分のことを「魔法使いの女の子」だと思っています。なぜなら、ほかの人には見えないものが見えるから。たとえば、Miaには「赤いニワトリ」が見えます。これは普通のニワトリではなく、恋に夢中になって飛び跳ね、走り回る、とても小さな不思議な精霊のような存在です。
そしてMiaは、森に住む「魔法使いの中の魔法使い」、Kiを知っています。
ところがKiは、空を飛ぶわけでも、物を消すわけでも、壁を通り抜けるわけでもありません。約束を守ること。相手を傷つけないよう、ゆっくり近づくこと。日常の中にある小さな行為こそが「魔法」として描かれています。
この物語の魔法は、妖精や空飛ぶ馬のような分かりやすい魔法ではありません。大人になっても決して消えてしまわない、「自分にとって本当に大切なものを感じ取る力」です。そのため、ファンタジーの物語でありながら、かなり静かで内面的な作品です。
Sara Gamberini
イタリア・ヴェローナ生まれの作家。2018年に小説家としてデビュー。繊細な感情や想像の世界を、詩的で静かな言葉で描く作風が特徴です。
Elisa Talentino
イタリアのイラストレーター・アーティスト。版画、絵画、アニメーションなど幅広く活動し、特にシルクスクリーンによる幻想的な表現を得意としています。国内外の出版・メディアで活躍し、国際的なイラストレーション賞も受賞しています。